あなたのごはん、大丈夫!?
第82回アカデミー賞®ノミネート
動員10万人の大ヒットを記録した
フード・ドキュメンタリーの続編が登場!
アメリカのフード・システムに鋭く切り込み、タブーとされていた食品業界の闇を暴いた『フード・インク』(09)の続編。グローバル・フードの発達の陰にある巨大食品企業や農業問題の闇を暴きながら、オーガニック・フードの本当の価値を訴えたフード・ドキュメンタリー『フード・インク』。2009年にアメリカで公開されると、約10万人を動員&興行収入は約460万ドルを超え、第82回アカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど大ヒットを記録。日本では2011年に公開され、ロングランヒットとなった。
続編となる『フード・インク ポスト・コロナ』は、新型コロナウイルスの世界的流行後に浮き彫りになった、アメリカのフード・システムの脆弱性を暴き出す。パンデミック後、巨大食品企業の市場独占がより一層進み、個人農家の衰退と貧富の格差が大きく広がった実態や、“超加工食品”による健康被害や子どもの糖尿病の増加、さらには巨大企業による奴隷のような移民労働者の搾取など、今話題の米大統領選挙の争点となっている移民問題、社会的格差を「食」の観点から浮き彫りにしていく。一方で、解決策を求め、持続可能な未来を作り出そうと奮闘する農家や活動家、政治家たちの前向きな姿も映し出される。これはアメリカに限った話ではない。日本でも起こっていることである。自分の食が自身を変える。私たちが学ぶべき食の知識や、明日を生きるヒントが満載のフード・ドキュメンタリーが再び誕生した。
ドキュメンタリーの巨匠と呼ばれ、過去30年にわたり、娯楽性と洞察力に富んだドキュメンタリー作品で数々の賞を受賞してきた。マーティン・スコセッシ製作総指揮の『ブルース』シリーズの1作品である『ロード・トゥ・メンフィス』(03)にプロデューサーとして参加。第58回エミー賞など様々な賞を受賞した『Two Days in October』(05・原題)を監督。TVシリーズ「American Experience」の「Influenza 1918」(98・原題)で監督・製作を、「War Letters」(01・原題)では監督・脚本・製作をつとめ、なかでも監督・脚本・製作を担当した「Command and Control」(17・原題)は高く評価され、アメリカで劇場公開された。第50回エミー賞ほかを受賞したTV作品「America's Endangered Species: Don't Say Good-bye」(98・原題)で監督・製作を担当。『フード・インク』(09)では第82回アカデミー賞®長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ、第32回エミー賞ではベスト・ドキュメンタリー賞など2部門受賞するなど、多数の映画賞にノミネート。自身の代表作となったNETFLIXシリーズ「コンフェッション・キラー: 疑惑の自供」(19)では監督・製作総指をつとめている。
20年以上、ドキュメンタリー制作に従事。『フード・インク』をケナーと共同プロデュースし、今作で監督としてのデビューを果たした。主な製作作品として『ロード・トゥ・メンフィス』(03)、「Command and Control」(16・原題)、『世界を欺く商人たち』(14)、NETFLIXシリーズ「コンフェッション・キラー: 疑惑の自供」(19)で製作総指揮など、ケナーと数多くの作品をプロデュース。また、パーティシパント・メディア、ナショナル ジオグラフィック、ディスカバリーチャンネル、PBSで配信されるさまざまな作品でアドバイスをし、貢献している。
音楽を提供した主な作品は『存在の耐えられない軽さ』(88)、『夜明けのスローボード』(89)、『ピクチャーブライド』(94)、『Focus』(01)、『ビューティフル・メモリー』(05)など多数。TVドラマ「ラット・パック/シナトラとJFK」(98)では第51回エミー賞の音楽監督部門を受賞。ロバート・ケナー監督の長年のパートナーであり、『フード・インク』含めこれまで10作以上の作品に参加している。
この映画を制作して頂いた勇気に感謝します。
人間として、本当に美味しい物とは「ごちそうさま」と手を合わせる心です。
「Food connects to everything . Our body is made of what we eat . 食はあらゆる事と繋がっていて 我々の体は食べた物でできている。」
耳にタコができる程聞かされて来たので 今更驚く様な事実ではない。
が、実際にどれだけの人が正しく食品を選んでいるだろうか。
食品の世界で起きている問題が一般の我々の耳に入らないのは、知られてはまずいからだと言う事をこの映画で痛感するだろう。
見られては都合がわるいもの。
それを知る権利があるし、まだまだ人生を楽しみたいのなら、この映画は絶対にみるべきだ。
低賃金で働く移民
虐待されている労働者
企業と政府の結託
何をどこで買うか。
きっと意識が変わるだろう。
流行りや好みで選ぶのではなく
疑問を持ち、情報を調べ、納得した物を選ぶ。
価値観にあった賢い選択ができる手助けをしてくれた映画である。
「食の大切さを再認識」
現代のフードシステムの影響からくるリスクを多く知ることができる真実の映画である。
なかでも子どもたちにリスクが忍び寄り、大きな健康問題となっている現実は衝撃的だ。
しかし、学校や地元生産者が行う活動で子ども自身が正しい選択をできるようになり、変わっていく様は感動的である。
多くの人に見ていただきたいこれからの認識を改めることができるフードドキュメンタリー映画です。
この映画を見るとよくわかる。
食べたものが作るのは、身体だけでは決してない。
大地や水や海や森、生き物達との繋がりが切れた時、 私達人間も、自分を見失い、壊れてしまう。
そのことに気づいて、動き出した人たちの声がする。
何を食べるかでなく、どう食べるかで、 今ならまだ、命の輪に戻るチャンスが残されていると。
・東京大学名誉教授
米国において、多国籍食品企業が市場を独占し、移民を低賃金で使い、 農産物の買い上げ価格を低く抑えるフェアトレード問題、 水資源枯渇や表土流出などの環境問題と持続可能性、 健康な食としての通常の食品と加工食品の対比と科学的根拠、 温暖化ガスを排出する牛の飼育を止めて人工肉にしようとする動きと、 それは超加工食品を増やすだけという二律背反など、 米国の農業と食品産業の深刻な問題を提示して、日本の現状を考えさせられる。
フェイク・フレイバー香る「超加工食品」。本物そっくりのクローン肉。
人間と自然環境の絆は、断ち切られてしまうのか、否か。
迫りくる史上最大の攻防戦に備え、誰もが見ておくべき「警世の映画」。
俺は今まで、何も考えずにご飯を食べ過ぎたのかもしれない…。
この作品にもっと早く出会いたかった。いや、今出会えて良かったと思って、食を見つめ直そう。