さいはてにて
やさしい香りと待ちながら

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一杯のコーヒーがつなぐ、人と人。
2014年冬、日本の“さいはて”からあたたかい感動をお届けします。

日本のさいはて・奥能登を舞台に、焙煎珈琲店を開いた岬と、この地に住むシングルマザーの絵里子、このふたりの女性と、その子どもたちの日常を通じ、人と交わることの喜びを紡ぐ珠玉のヒューマンドラマ。
主演は『八日目の蟬』(11)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した演技派・永作博美。凛々しい佇まいの中に哀しみをにじませ、最果ての地に帰った岬を色鮮やかに表現している。初のシングルマザー役に挑戦したのは佐々木希。強さと弱さが同居する絵里子の複雑な想いを体現し、女優として新たな魅力を花開かせた。
メガホンを取ったのはアジアの名匠エドワード・ヤンの後継者とも目される台湾出身の女性監督・姜秀瓊(チアン ショウチョン)、撮影はロンドンを拠点に活躍する真間段九朗と、海外の才能溢れる若手映画人たちが集結した。石川県珠洲市のオールロケで捉えられた美しい映像の中、本物の家族以上に深くつながり合う隣人たちの姿をやさしく穏やかな眼差しで切り取り、誰の心にも寄り添う普遍の物語をつくり上げた。

美味しい一杯の珈琲が頑なだった心を溶かし、さいはての地で本当の自分に還る女性たち。
雄々しい海と澄み切った空、降り注ぐやさしい陽射しに見守られながら、彼女たちは今日も寄り添い合って生きていく。

さいはてにて やさしい香りと待ちながら 公式サイト