クライミング界の若き天才デビッド・ラマによる
3年に渡る前代未聞な挑戦に完全密着
そこには、まだ見ぬ世界があるから
雄大なパタゴニアの自然を背景に、クライミング界の“若き天才”ダヴィット・ラマ(2008年ワールドカップ総合優勝)が、世界一登頂が困難とされる“セロ・トーレ”の悪名高き南東稜に挑む。この花崗岩の尖塔をフリークライミングで登頂した者は、未だかつて存在しない。そして今、その第一人者に名乗りを上げたのが、デビッド・ラマとそのパートナー、ペーター・オルトナー。自然の条件やロジスティカルな面での困難に直面しながら、デビッドは自らの挑戦における真の本質を見出すようになり、山頂に辿り着く為に不可欠なものに気付き始める。山を登る行為、仲間との絆、そして変化をテーマとした本作は、一人の人間が成長していく姿を映しながらも、ロッククライミングとアルピニズムの在り方を捉え、それらが持つ多くの哲学及び倫理的問題に迫っていく。
3年に渡って撮影されたデビッドの挑戦の道のり、葛藤と挫折、そして辿り着く一人のアルピニストとしての境地、自らの限界に挑む者だけが垣間みる世界とは――ヘリ撮影された息を飲むようなパタゴニアの絶景、有り得ない程の過酷な登攀ルートに挑む登頂のドラマを、圧倒的な臨場感とスケール感で描き、映画ファンのみならず、年々増え続ける登山ファンも、自らも山頂に立つかのような爽快感溢れる感動に包まれる至極のドキュメンタリーが、いよいよ日本上陸!
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