ハネムーン・キラーズ

フランソワ・トリュフォーが「もっとも愛するアメリカ映画」と絶賛。
ラス・メイヤーが「耐えられないほど破廉恥な見世物」と酷評。
47年間、愛され、嫌われ続けたカルト・クラシックがふたたび。

1940年代後半アメリカ。マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスは、結婚詐欺師であるレイモンドの稼業を軸に、20名以上の女性を殺害し、電気椅子で処刑された。
この《ロンリー・ハーツ・キラー》と呼ばれる殺人鬼カップルを元に作られたのが『ハネムーン・キラーズ』である。当初、監督をマーティン・スコセッシとしてスタートした企画だったが降板となり、起用されたのがオペラ作曲家のレナード・カッスル。本作が初監督作にして生涯唯一の監督作となった。公開当時、批判を浴びながらも、フランソワ・トリュフォーをはじめマルグリット・デュラスが「私が知る限りもっとも美しい愛の物語」と賞賛。近年もギャスパー・ノエが、執着心による殺人を描いた作品「『カルネ』の構想の元となった」と言及するなど、今なお熱く支持され続ける伝説のカルト作がスクリーンに蘇る!

寂しい独身女性をターゲットにし、財産を巻き上げ生計を立てている結婚詐欺師のハゲ男レイ。そして、看護婦長である欲求不満の巨漢女マーサ。文通クラブ「ロンリー・ハーツ・クラブ」を通じて出会ったふたりはすぐさま恋に落ち、マーサはレイの結婚詐欺にともに手を染めていく。しかし、次第にエスカレートしていく嫉妬に駆られるまま、マーサは結婚詐欺相手の女性を次々と殺害していき…。

ハネムーン・キラーズ 公式サイト