旅する写真家
レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス

「彼の夢は、世界中を旅したフィルムのかけらで、一本の映画を作ること。」
フランスを代表する写真家とその妻が監督した、人生の旅路を描いた傑作ドキュメンタリー

フランスを代表する写真家のレイモン・ドゥパルドン(1942-)。写真家としてマグナム・フォトに所属。
20世紀のあらゆる変革が起きた現場には、必ず彼がいると言っていいほど、世界中を飛び回って取材を続けてきた。また、フランス国内でも、大統領選挙や裁判所・精神病院・警察といった国家機関の内部を、市民の目線から描くドキュメンタリーを監督。カンヌ映画祭をはじめ国内外で高い評価を得ている。近年は、フランスの伝統的な農業を続ける家族を追った作品など、決して「ガイドブックには載らない」風景ばかりを40年以上に渡って撮影した作品を発表。フランスの真実の美を追い求め、今日も彼は愛車のワゴンに機材を詰め込み、フランス中を走り回って写真を撮っている。

本作の共同監督を務めたのは、妻であり自身の映像作品の製作・録音を担当してきたクローディーヌ・ヌーガレ。倉庫に眠る膨大なアウトテイクをつないで、一本の映画にしたい」というドゥパルドンの夢を叶えるべく奔走。ドゥパルドンの人生のハイライト集であると同時に、「旅」を通じて、自分自身と愛すべきものを発見するという、普遍的な「人生の旅」を描いた作品として完成させた。観れば、きっとあなたも新たな旅に出たくなるドキュメンタリーだ。

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