6才のボクが、大人になるまで。

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4人の俳優が12年間家族を演じた。その歳月から生まれた、感動の物語。

2014年2月、第64回ベルリン国際映画祭で上映された1本の映画が世界を驚かせた。監督は、『恋人までの距離(ディスタンス)』から始まるビフォア・シリーズで知られるリチャード・リンクレイター。同映画祭で彼に二度目の監督賞(銀熊賞)をもたらした本作は、6才の少年とその家族の変遷の物語を、12年間に渡り同じ主要キャストで撮り続けた画期的なドラマ。これまでどんな映画作家も試みたことのない斬新な製作スタイルと、歳月の力を借りながら少年の成長の過程を画面に焼き付けていくみずみずしい作風により、米映画評集計サイトのRotten Tomatoesでは驚異の好評価100%を獲得。12年を通してメイソン少年の成長を演じ、鮮烈な印象を与えたエラー・コルトレーンの他、母親役のパトリシア・アークエット、父親役のイーサン・ホーク、姉役のローレライ・リンクレイターも、12年に渡り、それぞれの役の変化と成長を演じきった。早くもアカデミー賞最有力の声が上がっている本作は、映画史に残るマスターピースだ。

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