33歳の若さで亡くなった稀代のエンターテイナー、ジョン・ベルーシ
初公開となる貴重な本人の音声から辿る、栄光と苦悩
イリノイ州で育った幼少期から、コメディアン、ミュージシャン、俳優として成功をおさめるも人気絶頂の1982年に33歳という若さで薬物の過剰摂取により亡くなるまで、破天荒な魅力で人気を博し、アメリカン・コメディ界に革命を起こした天才ベルーシの嵐のように駆け抜けた人生を、愛ある目線で辿っていく。
本作は、高校時代からのパートナーで後に妻となるジュディスの自宅地下室に保管されていた貴重な未公開音声テープとジュディスに宛てられた大量のラブレターや詩が物語を牽引。その他、輝かしい日々を振り返るアーカイブ映像、関係者らへのインタビュー、アニメーションで構成。
監督は『ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている』(21)のR・J・カトラー、劇中アニメーションはロックバンド「ゴリラズ」のアートワークを手掛けるイラストレーターのロバート・バレーが務めるほか、ジョンの相棒とも言える俳優のダン・エイクロイド、弟で俳優のジェームズ・ベルーシらがベルーシとの思い出を語る。
当時アメリカで老若男女誰もが大好きだった才能あるエンターテイナーの短くも強烈で儚い命の火。華々しい成功や偉業の裏で彼は何を感じていたのか。唯一の遺族公認ジョン・ベルーシ伝記ドキュメンタリー映画。
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