ハンナ(ジュリア・ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)の親友2人。
旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、
荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在し、
バーテンダーとしてワーキング・ホリデーをすることに。
単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちを待ち受けていたのは、
飲んだくれの店長や荒々しい客たちが起こす
パワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。
楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、
真面目なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、
2人の友情は徐々に崩壊していく……。
「監督の『アシスタント』に出演した経験から、傑作になると確信していました。監督とタッグが組めることがうれしくて、すぐに返事をしました。彼女と私はテレパシーのようにお互いを理解しています。舞台であるロイヤルホテルというパブは、ストレスがたまる環境です。女性もいるので、男だけが問題ではありません。しかし、有害なパブ文化があります。アルコールの存在が、このパブの文化に大きな影響を与え、人の精神を蝕んでいきます」 ──本作を3語で表すと? 「波乱に満ち、先が読めず、脳裏に焼き付く」