







小柄で華奢なスタイルと唯一無二のファッションセンスで一世を風靡した、元祖スーパーモデルのツイッギー。誰もが憧れ、ファッションやヘアメイクを真似する社会現象となり、初来日した時はビートルズと並ぶほど日本を熱狂の渦に包み込んだ。そんな1960年代を象徴する存在であるツイッギーの人生と魅力をひもとく、初の公認ドキュメンタリーが誕生。

その愛称の通り、小枝のように細い体と人形のように大きな瞳、ショートヘアの中性的なスタイルで16歳にして彗星のごとくデビュー。瞬く間にスターの階段を駆け上った彼女はそれまでの美の常識を覆し、ファッション界に革命をもたらした。若者を中心に席巻したスウィンギング・ロンドンのカルチャーも牽引。マリー・クワントのミニスカートを着こなして「ミニの女王」と呼ばれ、世界中でミニスカートブームを巻き起こした。VOGUEはじめ数々のファッション誌の表紙も飾り、著名な写真家やデザイナーを魅了。デヴィッド・ボウイの歌詞にも登場し、アルバムのジャケットも飾った。

その後、自分らしい表現を追い求めて、女優や歌手としても活躍の幅を広げる。ケン・ラッセル監督のミュージカル映画『ボーイフレンド』(71)では、第29回ゴールデングローブ賞 新人女優賞と映画部門主演女優賞を受賞。ブロードウェイ・ミュージカル「My One and Only」では、初舞台にしてトミー・チューンとのコンビが話題になり、第37回トニー賞 ミュージカル主演女優賞にノミネート。『ブルース・ブラザース』(80)、『クラブ・パラダイス』(86)にも出演し、女優としての評価を確かなものにした。さらに、業界に蔓延る女性蔑視なまなざしに立ち向かう姿も捉える。2019年にはその功績が称えられ、大英帝国勲章も授与。女性のキャリアを切り拓き、結婚、出産、別れを経て、今もなお輝き続けている。

時代を超えて、影響を与え続けるツイッギー。野宮真貴の「ツイッギー・ツイッギー」や、TWICEのユニット・MISAMOもカバーしていた安室奈美恵の名曲「NEW LOOK」も、ツイッギーへの憧れを歌った楽曲だ。

本作では、本人の言葉や貴重なアーカイブ映像、ゆかりある人物の独占インタビューを通して、一人の女性、そして母としての生き方、葛藤や選択を描く。ダスティン・ホフマンやブルック・シールズ、ポール・マッカートニーら各界のスターたちも出演。デビュー60周年を迎えるツイッギーが贈る、ポジティブなエネルギーに満ち溢れた物語。その明るく自然体で自己表現する姿は、私たちに「自分らしくあること」の大切さを教えてくれる。
私がツイッギーに出会ったのは、彼女がファッション界に突如現れたのと同じ16歳の頃。
以来、ツイッギーは私にとって特別なアイコンであり続けています。
そんな彼女がファッション界にデビューする瞬間やスウィンギング・ロンドンの熱気、彼女が瞬く間に世界中を虜にする1960年代の様子が、鮮やかに記録されていて驚きました。その中でも、私が一番印象的だったのは、彼女の天真爛漫で豊かな素顔。いつも大きな口を開けて笑っていて、時に、眉をハの時にして困ったり、口を尖らせて不貞腐れたり。あまりにも無防備で、自然体で、とても魅力的。
誌面の中で静止していた憧れの女性は、映像の中ではもっとチャーミングで、真っ直ぐに生きていて、そして、とてもドラマチックでした。
Twiggyは誰かになるのではなく、“自分でいること”を選び続けた人。
軽やかで、自由で、無邪気で。
そのまっすぐな個性と、恐れずに一歩踏み出す強さは、時代を越えて私の背中を押してくれました。
変わっていくことも、挑戦することも、すべてを自分のものにしていく姿はとても美しく感じます。
彼女の生き方そのものが、私の憧れなんだと再確認することができる映画でした。
ファッションやアート、あるいは音楽や芸能の世界に憧れる若者は誰でも、いつか何者かになりたい、と野心を抱いている。
でも彼女は全然そういうタイプではなかった。
モデルの仕事も、映画や舞台や音楽の仕事も、そしていくつかのロマンスも、
どれもたまたま彼女のところにチャンスがまわってきた。
1960年代のロンドンでいちばんラッキーな女の子の物語を堪能しました。
昭和のテレビに、ミニスカートで颯爽と現れたツイッギー。
まだガキだった俺は、ただ圧倒された。
少しハレンチで、でも理由なんて分からなかった。
だけど今なら分かる。
あれは──
“女性のパワー”そのものだったんだ。
人のイメージは、最初の一撃で焼き付く。
だけど人間は、そこで終わらない。
揺れながらも伸び続ける、葦みたいなもんだ。
この映画は、そんな彼女が
苦悩と闘いの中で、自分を更新し続けた記録。
ただのアイコンじゃない。
“生き方”そのものに、胸を撃ち抜かれた
1966年2月、ひとりの少女がかつてない成功へと押し上げられた。
美容室でのボーイッシュなカット、フォトグラファーの捉えた彼女のまなざし、新聞での速報。
何重もの幸運が彼女をスターに上らせた。
いや、スターという以上にツイッギーはスウィンギング・ロンドンの奇跡だったのだ!
‘60sスウインギング・ロンドンの空気をまとったツイッギーが世界を虜にしていく姿にワクワクする。
彼女は可愛いだけじゃなくて時代そのものを着こなした人。
それまでの価値観を軽やかに飛び越え“自分の好き”を選んでいいんだって教えてくれた。私の永遠のアイコン♡
モデルというと単なる被写体のイメージになりがちですが、Twiggyの場合は違います。
ある意味ごく普通の下町の女の子でしたが、歌にしても演技にしても会社の経営にしても、
やろうと思ったらどんなことでもうまくこなす力があり、また常に自然体なのです。恐れ入ります!